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30年来の夢、バリ島に柔道場オープン=日本の元警察官が自費建設
「柔道を通してインドネシアの貧しい子どもたちを救いたい。30年温めてきた夢がスタートした」-。日本人の元警察官が退職後、私財をなげうってバリ島に柔道場を建設。2日夕、現地で両国から多数の関係者を招いて「道場開き」が行われた。
この元警察官は、警察大学校や警視庁などで柔道師範を務め、国際協力機構(JICA)の警察改革プログラムでインドネシアに駐在していた仙石常雄(62)さん。福島県出身の仙石さんは1963年に警視庁に入庁。柔道の大会で活躍する一方、後輩たちには「柔の精神」を説いてきた。
77年には海外指導の希望がかない、初めてインドネシアに派遣された。それ以来、世界約40カ国を回り、様々な国の若者たちと触れ合ってきた。特に最初のインドネシアへの思い入れは強く、「勉強したくても、スポーツをしたくても、できない子どもたちがたくさんいた。その子たちが夢を与えてくれた」と振り返る。
道場の建設に当たっては「周りの人たちがいろいろ助けてくれた」という。日本からの畳が届いたのはオープン前日になるなど、苦労の連続だった。それを乗り越えようやくオープンにこぎつけた仙石さんは、「物の豊かさではなく、心の豊かさが大事。柔道で日本とインドネシアの役に立つ子どもたちを育成したい」と意気盛んだ。 (時事通信)
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